夢の跡


「ねぇひいおじいちゃん、今日は『サンジ』のお話をして」

幼い少女は揺り椅子に腰掛けた曽祖父の膝に手をつき、期待に満ちた眼差しで物語をせがんだ。

「おや何だい、昨日まではロロノアに夢中だったのに」
「もちろんロロノア・ゾロは大好きよ。お嫁さんになるなら、絶対にロロノアがいいもの」
「お前は強い男が好きだものなぁ。ならばなぜ突然サンジの話を?ロロノアと鷹の目の話がまだ途中だっただろう」
「だって…ロロノアの話には必ずサンジが出てくるでしょう?どんな人だったのか気になるわ」

老人は目を細めて少女の髪を撫でてから、豊かな髭に手を当て、想いを馳せるように空を見上げた。

「サンジ…サンジは料理人で…そう、金色の髪をしていた…」
「ひいおばあちゃんのような?」
「いや、あんな明るいブロンドではなかったな。蜂蜜のような、太陽の光に溶けてしまいそうな…とても優しい色をしていた」

老人は昨年亡くした最愛の妻のプラチナブロンドを思い出し、同じ髪色の曾孫を愛しげに膝に上げる。
そしてゆっくりと、語りだした。遠い遠い記憶を、大切に掘り起こすように。




「んナミさんロビンちゅわーん!お茶がはいったよほォ!今日のおやつはバナナクリームたっぷりのサックリタルトですよほほォォ」

片手にティーポット、もう片方にタルトを載せたトレイ、そして頭上にカップを置いたトレイを載せて、サンジは器用にターンを織り交ぜながら女性陣に近寄った。
極々ありふれた、日常の光景だ。
呼ばれてもいないのに群がる男どもを蹴散らし、わざとらしいまでの慇懃な手つきでパラソルの下に陣取ったナミとロビンへおやつをサーブする。

「テメェらの分はキッチンだ!勝手に食え!」

そう怒鳴られた腹ペコ小僧たちは我先にキッチンへひた走り、乱暴な言葉の割には完璧に用意されたキッチンの絶品おやつを手に入れる。
一口食べれば頬が落ち、もう一口食べれば夢心地。
いつまでも食べていたい魅惑のお菓子は瞬く間に姿を消してしまい、その儚さがますます次の食事への期待を高める。
サンジは自他共に認める一流コックで、だがそれ以上に、船のクルー達にとって彼の存在はなくてはならないものだった。
彼はこの船に、幸せを運ぶ。
航海士であるナミは確実に全員を次の目的地へ導くことで旅の安全を提供し、医者のチョッパーはクルー達に健康と医者のいる安心感を約束する。
中には戦闘時以外役に立たない輩もいるが、仲間達は各々に自分の役割を全うすることで、この船の航路と生活を支えているのだ。
そしてサンジは、彼の他には運ぶことの出来ない「幸福」と「贅沢」を分け隔てなく与える。娯楽の少ない船上において、コックはそういう貴重な喜びをくれる大切な存在であった。
加えて彼はその陽気さで仲間を和ませ、ときに宥め制裁し、戦闘時には嬉々として敵陣に飛び込むかと思いきや仲間を背に船を庇い、男部屋で異臭を放つ洗濯物を率先して片付け、一心不乱にキッチンを磨き、ちょっと潔癖の気があるのかそのまま船中を磨き上げ、腹ペコ船長に巻きつかれて鬱陶しく蹴り飛ばし、甘いものをねだる船医の口に黒砂糖を放り込み、麗しの航海士と考古学者に無駄な口説き文句を並べ立て、船大工の腹から勝手にコーラを取り出して一服し、狙撃手の珍発明に妙に真面目な顔で感心して、死んだように寝ている剣士の腹に踵落しをキメて取っ組み合いの喧嘩に発展し――




「あら?それはおかしいわ。サンジはとても紳士的で、戦いを好まず、穏やかな料理人だったとゆうべ読んだ『コックさんのたまごやき』に書いてあったわよ?」
「そりゃあそうさ。子供が読む絵本の中に、女好きな暴力コックが登場するもんかね。美化してるのさ」
「そうなの…」

少なからずショックを受けた様子の曾孫に苦笑して、老人は続けた。

「コックさんのたまごやき、か。そんな絵本があるのかい」
「そうよ。クリスマスにパパが買ってくれたの。麦わら海賊の絵本シリーズよ。もう3冊持ってるの」
「ほお」
「『ごむごむ船長のたからじま』と『まいごのまいごの大剣豪』」
「他には何があるんだい?」
「次に買ってもらおうと思ってるのは『青鼻トナカイうみをゆく』よ。それから『お花のようせい空をとぶ』『優しいブリキの船大工』『てんさい航海士のまいぞうきんをおえ!』。どれにしようか迷うわ」
「…もう1冊あるだろう」
「あったかな?」
「あるはずだ」
「…あ!『ホラ吹き男のだいしっぱい』かな?あんまり欲しくないけど」
「…シリーズで揃えてるなら次は是非それを買ってもらいなさい」

絶対に一番面白いから、と老人は強く念を押し、その勢いに気圧された少女は思わず頷いてしまった。
それを見て満足顔で頷くと、咳払いをひとつし、老人は話を再開する。




麦わらの一味はみんな、海賊としては少々馴れ合いすぎと思われるほどに仲が良かった。
もちろん陸に下りてまで行動を共にするようなベタベタしたものではなかったが、全員が全員を好きで、大切に思っていて、きっと誰もが誰のためにでも命を投げ出せただろう。そんな絆があった。
特にサンジはその傾向が強く、時に自分を犠牲にして仲間を庇い、よく船長に叱られていた。
するとサンジは神妙な顔つきで珍しく素直に「ゴメン」と謝るのだ。そんな光景も日常だった。
サンジは基本的に心優しい男で、その優しさはクルーにも他人にも分け隔てなく与えられた。彼の優しさは甘さに繋がって自分の首を絞めることも多かったけれども、どんな手ひどい目に遭っても、サンジは自分のスタイルを変えようとはしなかった。信念と言っても良かったかもしれない。
道で立ち往生した老女を助け起こしては財布をスラれ、柄の悪い男に囲まれた美女を救い出しては海軍に首を差し出されかけ、船が食糧難に陥れば自らの食事のみを切り詰めて痩せ細っていた。
それでもサンジはそれで満足で、スラれた財布の中身で老女が温かいスープにありつけるのなら、それもまた良しとでも言うように、飄々と笑っていた。
優しいのではなく筋金入りのアホなのだ、と評したのはゾロだ。アホなのではなく間抜けなのよ、とはナミの言だったか。
しかし口で何と言おうとも、ゾロもナミも他のクルー達も、等しくサンジの温かさの恩恵にあずかっていることは自覚していた。
それは時に鬱陶しくもあり、お節介や大きなお世話だったりもしたが、無条件に存在を受け入れ、心まで温かくなる食事を作ってもらえることの有難さには、誰しもが常に感謝していただろう。まるで母親の愛情のように、それは絶対的に保障され、当たり前に降り注がれるものだった。
だが、たった一度だけ。
当たり前の愛に慣れっこになったバカが、とんだ失態を犯したことがあった。

それは、日常に溶け込んだ日課のようなゾロとサンジの諍いの最中に起こった。
事の発端は、本人達でさえ定かでないくだらないことだ。
甲板で寝るなとか汗臭いからシャワー浴びろとか、いつものごとく母親のような小言をチンピラ風味にアレンジして、サンジがゾロに文句をつけた。
それをゾロが煩そうに無視する。サンジは更にインネンをつける。我慢できなくなったゾロがサンジの胸倉を掴む。サンジはタバコの煙をゾロの顔面に吹きかけ、取っ組み合いが始まる。
最早誰も止めようとか仲裁に入ろうなどと愚かな考えを起こさぬほどに、毎日のルーティンとして船に馴染んだ光景だ。
しかしその日はほんの少しだけ風向きが違った。
口でサンジに敵うはずがないのに、無駄なことにゾロがある事ない事罵声を浴びせ始めたのだ。
あまりにいつも一方的に槍玉に挙げられているので、ゾロなりに我慢の限界だったのかもしれない。
拙い言葉でサンジを罵り、その合間に殴りつけ、蹴り上げられ、また貧困なボキャブラリーの中からサンジを貶める言葉を放つ。
しかしその口撃は悉くサンジに揚げ足を取られ、倍の痛みを伴ってゾロに戻ってくる。怒りと悔しさでゾロの顔は珍しく真っ赤だ。
そして激昂したゾロは、彼にしては珍しく、勢いだけで最大のタブーを口にした。

「もうテメェのメシなんか食ってられるか、この3流コック!」

――瞬間、サンジの攻撃も口撃も止んだ。
その間が、ゾロに自らの失言を自覚させる。だが、少なからずサンジにダメージを与えたことへの満足が勝り、ザマミロバカ、と勝ち誇るばかり。
対してサンジは能面のような無表情を保ち、数秒ゾロの顔を眺めていたが、やがて「そうか」と言い捨てると、くるりと背を向け甲板をあとにした。
その、ゾロの全てを拒絶するような背中に、見守っていたクルー達は息を呑む。
ゾロも肩透かしを食らったように眉を顰めた。
完全なる売り言葉に買い言葉だった。そんなことはサンジが一番良く分かっているはずだ。
しかしそれを承知の上でも、サンジは軽く流すことさえ出来ずに、ゾロを拒否した。まるで、手ひどく傷ついたように。
だがゾロは決してその背中を追いかけるような真似はしなかった。たとえ勢い任せの失言でも、武士に二言はないのだ。

「おいゾロ、お前何つーこと言うんだよ!」
「知るか。元はといえばあのアホコックがインネンつけてきやがったんだ」
「だからってなァ、毎日メシ作ってもらってる人間に言っていいことじゃねェだろ!」
「あの野郎が勝手に作ってるだけだろうが。俺は頼んだ覚えなんかねェ」
「ゾロ〜…」

ウソップが重い空気に耐えられずゾロに取り成していると、サンジが大量の食材と酒を抱え、再び甲板に現れた。
真っ直ぐにゾロの元までやってくると、タバコをふかしながら何でもないことのように言い放つ。

「次の上陸までの、テメェの取り分だ。俺がいない時ならキッチン使っても良いから、勝手に食え」

差し出されたのは、無論調理など施していない塩漬け肉や野菜、そして小麦粉と米が1袋ずつに何本かの酒瓶。
クルー達は驚き、言葉もなかった。
一番驚いていたのはゾロで、大きく目を見開き、サンジの腕の中のそれらを凝視した。
だがその目はすぐさま不機嫌な色に染まって、黙ってサンジから食材を受け取る。
するとサンジは、もう用はないとばかりに潔く背を向けて、その場を立ち去った。夕飯の支度をするのだろう。ゾロを除くクルー達のために。

「…ちょ、ちょっとゾロ!あんた何で素直に謝れないの!?バカね、どうするのよ!」

サンジが自分の仕事を放棄することがどれほど重大なことかよく知るナミは、さすがに黙っていられずゾロに噛み付いた。
彼らのケンカはいつものことだが、後腐れを残したことなど一度もない。だが今回は、どうも様子が違う。

「…別にどうもしねェ。食いモンがあるなら勝手に食う」

ゾロは最大級に獰猛な目付きでナミと食材を睨み、そのまま彼のテリトリーである後方甲板へと消えた。

「ホンットにバカね!大バカ!」

ナミはゾロの背中に向かってそう批難し、ウソップと目を合わせて溜息をついた。




「ロロノアはそんなにサンジが嫌いだったの?」

少女の眉が悲しげに寄せられると、老人は優しく微笑んで首を振った。
いいかいカーヤ、と曾孫の名前を大切に口に乗せる。

「世の中には、心で思っていることと正反対のことを言ってしまう人がいるんだ。ロロノアも、きっとそうだったんだろう」
「反対のこと…」
「カーヤ。嫌いの反対は何だと思う?」
「…それは…そんなの、決まってるわ」
「そう、決まってるのさ」

老人は粋にウインクをしてみせた。




その日から食卓にゾロの姿がなくなった。
以前から、寝過ごした彼が席にいないことはよくあったが、少なくともゾロの席にはゾロの分の食事が用意されており、何でもかんでも口に入れようとする船長からサンジが必死に守っていた。だが今はゾロの食事そのものが用意されていない。
ナミがそのことに触れようとしたが、サンジが本気でゾロの存在を脳内抹殺している様子に、さすがの彼女も口に出すことは出来なかった。
クルー達はサンジが本気で怒っているのを初めて見たのだ。気後れして当然だろう。
外敵に対しては短気で容赦のないサンジだが、仲間に向けた怒気はこんなにも冷たい。
一言、年長であるロビンが「いいの?」と問いかけたが、サンジは表情ひとつ変えずに首を振った。

「俺のメシを食いたくないんじゃ、自分で何とかしてもらうしかないよ」

その声は穏やかで、一切の迷いはなかった。
怒っているが、諦めている。そんな声だった。
彼は傷付いたのだ。言ってはならないことを言われて、悔しくて悲しくて。よりにもよって、同い年のあの男に。
慰めも諌めも諭しも拒絶するサンジの様子に、仲間達は互いの目を見合わせ、肩を竦めるしかなかった。

そうして、ゾロとサンジは話をしなくなった。目すら合わせず、当然ケンカもしない。
サンジは淡々と食事を作り、いつも通りにマメマメしく働き、ナミ達に色目を使っては無視されて喜んでいる。
一方のゾロも、意地なのか本当に清々したのか、文句ひとつ言わずに、与えられた食材を適当に食って日々を過ごしていた。
どうにも取り成しようのない雰囲気に、クルー達は戸惑い、諦め、慣れていった。
ルフィだけが、食事時になると「ゾロは?」といつまでもサンジに尋ねていたが、サンジは軽く首を傾げるだけで、それ以上話題は続かない。
サンジは本気なんだ、と誰もが思った。
そんな日々が過ぎ、次なる島に上陸を果たした後も、食材を買い出しに行ったサンジが黙ってゾロの分を後方甲板に置き、関係は修復の兆しすら見えなかった。
もう根比べにもならない。ゾロもサンジも、当たり前に互いの存在を無視し続けた。




「…ロロノアは本当にヒドい人ね!もうロロノアのお嫁さんになってあげるのは止めるわ!サンジが可哀想…」

カーヤは全面的にサンジに同情し、眉尻を下げた。
老人は深く頷いて同意する。

「でも、仲直りするのよね?だって前に話してくれたお話で、ロロノアとサンジは船を下りた後も一緒にオールブルーで」
「それはな、ずっとずっと先の話なんだ。彼らが夢を叶えて、素直に思っていることを言えるような大人になってからの。でも、このときはまだ二人は19歳だった」
「19歳は大人よね?」
「それがなカーヤ。19歳の二人はきっと、今のお前よりも子供だったんだよ」

十以上も上の青年たちが、自分よりも子供だったという言葉に、カーヤは理解に苦しんで首を捻る。
曽祖父の話は面白いが、時々難しい。

「ロロノアとサンジは、それから長い間、仲直りできなかったよ。ロロノアが一言謝れば。サンジがもう少し大人だったなら。話は簡単だったかもしれないね」
「…何だか悲しいわ」
「うん、意地を張ったり素直になれないことがどれだけつまらない事か、お前も分かるだろう?サンジは心の優しい男だったが、彼もまた意地っ張りで素直じゃなかったんだよ」
「ね、そろそろ教えて。二人はどうやって仲直りしたの?」

階下で扉の開く音がした。

「パパが帰ってきた!」

少女は曽祖父の膝からピョンと飛び降り、一目散に階段を下りていった。物語の続きなど、忘れたかのようだ。
苦笑してその姿を見送りながら、老人は物語の続きに想いを馳せる。




その日は唐突に訪れた。
あれから一行は何度も上陸し、そのたびにサンジはゾロの分まで食材を買い付け、それを黙って後方甲板へ置いておく。
どれほどそれが繰り返されたか、サンジ自身にももう分からなくなっていただろう。
だが、ある日突然にサンジはゾロの元へやってきて、ふんわり焼けた絶品卵焼きをたった一切れ、皿に載せて手渡した。
何でもない海の上、何でもない平和な午後、本当に何でもない日だった。
何の衒いもなく始まったその光景に、クルー達は目を奪われる。固唾を呑んでゾロの反応を見る。

「よくよく考えたら、嫌がるテメェにメシ作り続けんのが最大の仕返しだと気付いてよ」
「…もっと早く気付けバカ」

たったそれだけ。
たったそれだけの馬鹿馬鹿しい遣り取りで、数ヶ月にも及んだ根深い諍いは終結した。
ナミは大袈裟に溜息をつき、ロビンは微笑み、ウソップとチョッパーは涙ぐみ、ルフィはその卵焼きオレにも寄越せとサンジに絡みついた。
謝りもしない、許しの言葉もない。
けれどゾロはその卵焼きを口に含んで、拗ねたように下唇を突き出し、負けたと感じたようだった。

「もっと寄越せ」

その言葉は、まるで謝罪のように。

「美味いなら美味いって言えアホ」

その言葉は、まるで許しのように。

ゾロとサンジは、また元気にケンカするようになった。
ゾロが大剣豪になっても、サンジがオールブルーを見つけても、船がラフテルに辿り着き、ルフィが海賊王になっても。
そして、仲間達が道を分かつ時が訪れても、彼らはずっと仲良く取っ組み合いのケンカをし続けたのだった。





――今ではもう、麦わらの一味の存在は伝説となった。
英雄達はすでにこの世になく、美化された書物や芝居によってのみ、彼らの冒険が伝承されている。
真実を語るものは何一つ残されず、麦わらの一味は本来の姿とはまるで掛け離れたところで一人歩きを始め、ときに極悪人となり、ときに義賊となり、そして子供達を冒険に誘う絵本の主人公になったりする。
老人はそれを悲しいとも嬉しいとも思わない。
ただ、真実はこの胸だけにある。
あの鮮烈だった日々は、今もこの胸に焼き付いている。

「おかえりなさい!パパ、今度のお誕生日に『ホラ吹き男のだいしっぱい』を買って!」

老人は曾孫娘のそんな声を聞きながら、自慢の長い長い鼻を指で擦り――静かに瞼を閉じた。
あのときのサンジが、なぜ急にゾロを許す気になったのか、老人には今もって謎である。
けれど、あれ以来サンジは卵焼きをたびたび作るようになり、その極上のレシピは今日も世界中のコック達に受け継がれ、絵本の題材にまでなっている。
大剣豪と伝説のコックが生涯を共にしたという事実は、もう老人以外に知る者はいない。
あの卵焼きを、その大剣豪が一番多く口にしたであろうことも。

「コックさんのたまごやき、か。願わくば、もう一度食いたいもんだ――」

明日、老人は100回目のバースデーを迎える。



ウソップは150歳くらいまで長生きして、愛する子供達に見守られながら最期の時を穏やかに迎え、
大往生する瞬間に17歳のルフィが「遅ェぞウソップ!さァまた一緒に冒険しよう!」とか手を差し伸べて迎えに来て、
仲間達もみんなルフィの後ろで笑ってて、
ウソップも17歳の姿に戻って拳を突き上げ「おう!」とか応えて旅立つ…
みたいな感じが、私の究極の未来系ワンピの理想です。
ウソップ、お誕生日オメデトウ!大好き!

サンジがなぜゾロを許したかについては、またゆっくり書きたいと思います。